ワイのリハメモ

ワイ(理学療法士)が日々勉強した事をメモるリハビリブログ。 文献抄読、読書感想文が主体。最近は興味深いと思ったことをメモってます。

カテゴリ: 栄養

牛乳を飲むとお腹を下す人をよく目にする。
これは乳糖不耐症といって、牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が足りないために生じる。

機序としては、分解されず残った乳糖が大腸まで運ばれた結果、浸透圧に異常をきたす為下痢、腹痛に繋がる。

乳糖不耐症は日本人に多い症状だ。

ヨーグルトは、発酵させることにより乳糖が分解されるため、乳糖不耐症の方でもお腹を下す心配がない。

にも関わらずヨーグルトを食べても下痢になる人がいる。これは、乳製品を摂取したという先入観から引き起こるある種の条件反射かもしれない。

教えてあげると、症状が解消されるかもしれない。

IMG_9350

蛋白質の最終代謝産物である窒素
これは、主に尿中から排出される。
尿素窒素BUNである。

尿素窒素×1日尿量(L)で1日の窒素排泄量が求められる。
この数値と蛋白質摂取量を対比し、
摂取が多ければ蛋白質同化状態
排泄が多ければ蛋白質異化状態と判断できる。

筋力トレーニングや、有酸素運動を始めるための栄養学的基準になりうるかもしれない。

IMG_8884

悪液質とは、慢性疾患由来の代謝異常であり、
体重減少、筋肉量低下などの症状が現れる。

癌や、慢性心不全、慢性腎不全、COPDなどで起こりうる。

純粋なエネルギー不足では片付けられず、
栄養管理下でも症状が生じることが多い。

例として癌性悪液質の患者で、
発症初期のため食事量が保たれているにも関わらず、
体重減少、筋肉量低下が生じる例が多数報告されている。
IMG_8845

このページのトップヘ